ニッコウキスゲの見ごろは2週間
日当たりの良い湿原に群生し、一帯を山吹色に染めるニッコウキスゲ。
毎朝一輪咲いては夕方に萎んでしまう一日花ですが、一株は一週間ほどの間にわたって次々に咲き続けます。
大群生する風景は7月中頃~末、見ごろは2週間ほどです。
開花は7月10~15日頃。開花から5日後位から1週間ほどが満開になります。
大江湿原は一面の大群生
ほぼ満開♪大江湿原で大群生するニッコウキスゲ(7月中頃)
どこまでも続くニッコウキスゲ。まるで黄色い絨毯(7月中頃©桧枝岐村)
毎朝花を咲かせ、夕方にはしぼんでしまう一日花(7月中頃©桧枝岐村)
合間にカキツバタやワタスゲの穂が見られることも(7月中頃©桧枝岐村)
種から花が咲くまでに7年かかる、年々で沢山咲いたり少なかったり、咲き始めの時期でその年の気温が分かると言われるなど、派手な外見とは裏腹に、実はちょっと気難しいニッコウキスゲ。
開花や満開の時期を予測するのは不可能ですが、大江湿原でなら6~8分咲きでも十分に圧巻。同じ6分咲きなら、終盤より早めの時期の方が葉が少なく蕾が多い分だけ山吹色も濃く映るのでおススメです。
尾瀬ヶ原でも楽しめます。
ニッコウキスゲは尾瀬ヶ原でも大群生。画像みたくスゴイ年も
大江湿原ほどの密度はないものの、尾瀬ヶ原・山ノ原~見晴十字までの間の至る所で群生しており、行けども行けども続くニッコウキスゲ。スケール的には尾瀬ヶ原の方が大きい位です。
朝に咲き夕方しぼむ一日花であることから、ニッコウキスゲの花言葉は「日々あらたに」。できれば花がキレイな朝~午前中に。
この時期は種類も数も多くの花を楽しめる季節。大江湿原か尾瀬ヶ原のどちらへ行くのか、悩みドコロですよね。
標高の関係でニッコウキスゲも大江湿原では尾瀬ヶ原に比べて数日開花は遅いので、日程から行き先を選んでも良いかもね~
最も賑わう時期です。
水芭蕉の時期と同じく、週末には「ニッコウキスゲの見ごろを逃すまじ!」と、春とは違って比較的気候も良いこともあってとても多くのハイカーが訪れます。歩きにくいと感じるくらい混雑する場所も。
静かな尾瀬が好きな方、ゆったりのんびり歩きたい方は、この時期は土曜日を避け、できれば平日に行かれることをおススメします。