ワタスゲの白穂 見ごろは6月25日前後の10日間
尾瀬の初夏の風物詩、大群生したワタスゲの白い綿穂が風に揺れるあの風景。
見ごろは6月25日前後の10日間。その前後2~3日も十分に楽しめます。
例年ピークは6月25日前後。このあたりなら確実に楽しめます。
ただ、ワタスゲは年によって豊凶作の差が強い植物なので、数量の多少はお天気次第。
尾瀬ヶ原で大群生が見られます。
尾瀬ヶ原のワタスゲ ©Σ64CC-BY-SA 3.0 JP
風に靡く姿がどこか涼しげな、高山~亜高山帯の湿原に自生するワタスゲ。
尾瀬ヶ原の中田代・下田代(牛首分岐~竜宮十字路~竜宮、または牛首分岐~ヨッピつり橋)、または大江湿原で群生を見ることができます。
尾瀬ヶ原のワタスゲ©Qwert1234 CC-BY-SA 2.5 JP
花はものすごく地味
白い綿穂は種子のかたまり。
綿穂になる少し前、誰も気づかないような足元にひっそりと花を咲かせます。
花茎の先に花穂を付けた姿を毛槍に見立てた「雀の毛槍(スズメノケヤリ)」という別名でも呼ばれ、決して鮮やかとは言えない黄緑色でものすごく地味に咲きます。
毛槍:大名行列の先頭などで振る先が総になっている槍のこと。雀は小さいものの例え
ワタスゲの花言葉は「揺らぐ思い」。
切ないって感じより、むしろ楚々として清清しく感じるのは私だけでしょうか。